COFFEE TAJIMA

綴りごと古参焙煎人はかく語りき

珈琲豆は焙煎された直後から生鮮食品に変異する。珈琲の味は香り(アロマ)と苦味を主体とする味(テイスト)で構成されている。
これらは焙煎直後から変化し続けていて時間の経過に伴い徐々に劣化していく。
この劣化を遅らせるには分子間運動を抑える為に冷暗所に保存する事が望ましい。
お客様から質問があればその様に説明している。

但し現実的には多種多様で缶に詰め冷蔵庫に保管するお店や紙袋のまま厨房の棚に無造作に置いてあるお店もある。
焙煎屋としてはもっと丁寧に取り扱って欲しいと思いながらもそこで頂く珈琲は想像以上に美味しく思わずこれ何処の珈琲と言ってしまう。

料理と同じでそれぞれのやり方がある事を思い知らされるのである。

古い保存瓶