自家焙煎珈琲販売を始めて約50年になる。
当時の珈琲は中煎りの無難な珈琲が主流であったが当社の珈琲は煎りたての濃い味で当時は傍流であった。
今では信じられない事である。徐々にイタリアを始め欧州の珈琲が流行り当社の珈琲の人気が出て我が意を得たと感じた。そもそも美味しいものは大量産出来ないのが原則である。
ひと釜ひと釜に気持ちを込め四季折々の外気温を感じつつ煎り上げる職人技が求められる。
実際には完璧を求めるのでは無く8割程度の煎り上がりを目指す事が安定した珈琲を維持する要諦であると考えている。
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